風の泣き声に　水面　月影ゆらゆら
闇に口開ける　人の世の出口
心の歯車をすべて逆まわしにして
現実を夢に　恋を憎しみに

変えてもまだ　答えは否
失った事受け入れられぬまま
荒れ狂う炎のように　悲しみ
この胸を　駆け巡り荒らし尽くしてく

どれだけ　焦がれて　泣いても
ぬくもり　呼ぶ声　二度と返りはしない
すべてがある　この世界の中で
ただひとつ　この願いだけ　叶わず

夢の道しるべ　誘われるがままここへ
痛みと引き換えの　幸せはどこに？
心の器には大きな蓋が閉められ
悲しみどれだけ湧けど逃がさない

悔し紛れに強がる私を
今見たら殺してでも止めさすのに

どれだけ　涙を　拭いても
面影　ほほえみ　二度と離れはしない
あなたのいない　この世界の中で
闇の果てに答えはある？　教えて

どれほど　無力を　悔いても
どれほど　悔いても　時は戻りはしない
涙枯れて　なお忘れられずに
湖面の月　すくいあげる
取り戻したい　この身を引き裂いて　失っても