今日こそ何があっても
プロポーズすると決めた土曜日
新しいスーツきて 待ち合わせの店へ走る
雨上がりの空には
虹の七色が光り煌めき
赤い薔薇の花束 照らし
微笑んでいたけれど
ダンプカーきて 水溜まりの上
激しい音 全身がずぶ濡れ
犬に噛まれて 蜂に刺されて
カラスにつつかれ
なぜこんなにも なぜこんなにも
君への道は 険しく遠い
こんな僕でも 必ず幸せにすると誓うよ
汚れた花と 輝く指輪
やさしい君は受け取り そして告げた
あなたのうわべではなく
秘めた真心こそが好きだと
ご両親に挨拶 緊張と不安高鳴りつつも
勇気を振り絞って お屋敷の扉をたたく
現れたのは 怒髪天を突く
たくましくて眉の無い 益荒男(ますらお)
サムライですか？君の父上
サムライでしたか！
なぜこんなにも なぜこんなにも
君への道は 険しく遠い
弱い僕には 大きすぎる壁のように思えた
それでも熱い想いのたけを
真っ直ぐ伝え 頭を下げた
今夜は酒につきあえ。
覚悟 確かめさせてもらうぞ

流れる季節の速さ
幸せなほどに増しゆき
振り返ることもなく進もう
二人ともに生きる限り

今こんあにも今こんあにも
キミのこと愛しているよ

しろいドレスにつつまれた姿
抱きしめ泣いた

なぜ永遠をなぜ永遠を
僕らは生きられないか悟る
それはかけがえのない命を
強く愛しく想うためだと