分岐：ナレーション＆間奏
大塚さん・間奏ギターver. ／大塚さん・間奏ピアノ＆ストリングスver.
深見さん・間奏ギターver. ／深見さん・間奏ピアノ＆ストリングスver.

神社関係者？（壱つ、鳥居をくぐる際は一揖(いちゆう)し給へ(たまえ)）
　　　　　　（弐つ、参道の正中、通るべからず）
　　　　　　（参つ、おおつと、手水舎(てみずや)スルーするべからず）
　　　　　　（肆つ、あ、今、御守り落とした。
　　　　　　　からの･･･気付かずに踏みつけた）
　　　　　　（伍つ、御賽銭は雑に投げるべからず）
　　　　　　（陸つ、当然鈴緒も雑にならすべからず）
　　　　　　（漆つ、普通の神社ならば弐拝弐拍手は悪くなゐだらう。
　　　　　　　だが、雑にするべからず）
姫子「祓え給い、清め給え、　
神ながら守り給い、幸(さきわ)え給え」

　　　　　　（捌つ、願ひ事を声に出すのも悪くなゐだらう。
　　　　　　　だが、今回だけは例外だ）
姫子「父の病が治りますように。父の病が治りますように
父の病が治りますように。父の病が治りますように
父の病が治りますように。父の病が治りますように
父の病が治りますように。父の病が治りますように」
神社関係者？（これ、其処なる女）
姫子「え!?　神様!　もしくは、変質者...」
神社関係者？（何か失礼な事を言はれたやうな気もするが･･････。まあ良ゐ。
　　　　　　　私に話しかける時は、心の中で念じてくれ給へ）
姫子（え !?　どういうこと!?　何この状況!!）
神社関係者？（OK！　事の経緯を話すと長くなるので、
　　　　　　　スーパー説明タイムは縦糸を紡ごう）


ー縦糸は紡がれ・・・ー


神社関係者？（──といふ訳だ。当社(やしろ)の新たな巫女よ。
　　　　　　　捌拝捌拍手で、今一度拝礼してみ給へ）
姫子（あなたの言うことを聞けば、
本当に父の病は治るんでしょうね?）
神社関係者？（Of course, yes we can!）
姫子「胡散臭い」
姫子（でも、ちゃんとやってみよう）

（SE：捌拝捌拍手）

神社関係者？（さあ、大神が遂にこの地⛩(ちへい)に御降臨あそばされるぞ!）
姫子（え、何、このスペクタクル!?
エレクトリカル神社!!!
なんか狛犬?が吼えたんですけど?
なんかもくもくしてるし、ヤバイ!
鳥居も知らないやつだ･･････
ほ、本殿が光ってる!?）
姫子（こんなの、陽葦火山(ひあしひやま)神社じゃない
あ、あ、あああぁぁぁーっ!!!）
──∧∨∨──∧∨─∧──
姫子（あれ?
私が生まれ育ったのは──）

ー狼欒神社ー

生まれて来た意味　死んで往つた意味
誰かが願つた《過去と未来の狭間(いま)》
八百万(やおよろず)の《伝言[Message]》

幻想絵巻
第漆.伍　もしくは　第捌.伍
の
地
⛩
線

絵馬に願ひを！

神社関係者？（嗚呼、其処に《･･･へと至る物語の可能\性[Roman]》は
　　　　　　　在るのだらうか?）

かけまくもかしこき　ろうらんおおかみの
掛けまくも畏き　狼欒大神の
うずのおおまえに　かしこみかしこみももうさく
貴の大前に　恐み恐みも白さく
かがふりまつる　みたまのふゆを
蒙り奉る　恩頼を
とうとみまつり　かたじけなみいやびまつる
尊み奉り　忝み礼び奉る

神社関係者？（ゑ?　何を宣(のたま)ひ奉(たてまつ)つてんのか解らなゐ?
　　　　　　　君つて本当に　神社の娘(こ)?
　　　　　　　まあ、祝詞(のりと)つて基本こういふノリだからね。
　　　　　　　ささ、次の《文節[verse(ﾊﾞ-ｽ)］》には君の出番もあるよ!）

ここなるおみな　さくやひめこ
此処なる女　佐久夜姫子
姫子「佐久夜姫子と申\します」
まいのぼりきて　みまえにつかえまつるさまを
参上り来て　御前に仕へ奉る状を
めぐしとおぼほしたまい　ちちのわずらいを
愛しと思ほし給ひ　父の煩ひを
はらいたまえと　かしこみかしこみももうす
祓ひ給へと　恐み恐みも白す
姫子「父の病が治りますように。父の病が治りますように。父の病が治りますように」

神社関係者？（はゐ、奏上終了。
　　　　　　　さつきの縦糸タイムでも説明したけど、
　　　　　　　もう一度御浚(おさら)ひしておこうか!）

とりま　単純に　復讐/復習するなら
君が　従順に　神に仕へたら
皆の〔願ひ〕が
叶つて《誰も損をしなゐ幸福な関係[Win - Win で Happy]》
何処かで誰かが　叫び続けてる

神社関係者？（其の想ひ、神に奉(たてまつ)れ！）
宮比＆那美＆犬彦「「「絵馬に願ひを!」」」

嗚呼…　八百万(やおよろず)の幻想の神々
掛けまくも畏(かしこ)き　狼欒神群(ろうらんしんぐん)
解釈で　地⛩を塗り替え/地⛩を塗り替え
異なる結末へと


（間奏：ギター or ピアノ＆ストリングス）


君が契つた灼(あらた)かな神は
刹那　摂理を捻ぢ曲げ
信徒の祈りを　切な〔願ひ〕を　必ず叶へる
※御利益の感じ方は個人差ありけり

君が仕へる新たな社(やしろ)の
責務　石碑に浮かべば
昏き瞳で　赤(せき)の光で　地⛩を導く

宵闇に　願ひ星　集めては
ヒカリを解き放とう
何刻(いつ)か　キミを《否定する(すくう)》為に

こぞりて

天降(あまくだ)る万能\の神々
掛け値なく賢き　狼欒神群
閃きで　因果を書き換へ
望みの結末へと

侭…　言の葉の　調べを辿りて
駆け廻る彼処(かしこ)へ　狼欒随神(ろうらんずいじん)
考察で　事象を跳び超へ
未だ見ぬ結末へと

輪∞廻の始まりへと

生まれて来た意味　死んで往つた意味
誰かが願つた《過去と未来の狭間(いま)》
八百万(やおよろず)の《伝言[Message]》

幻想絵巻
第漆.伍　もしくは　第捌.伍
の
地
⛩
線

絵馬に願ひを！



──星の綺麗な晩秋の夜、
虚空に放たれし赤の光。
斯くして、責務は
忘れ去られた一枚の絵馬から始まった･･･。

※深見さんナレーションルートだと表\記が
第捌.伍　もしくは　第漆.伍
と左右逆になります（ナレーション自体は「第漆.伍もしくは第捌.伍」）